SixTONESに落ちましたよ。
「ST」っていう曲あるじゃないですか。SixTONESさんのファーストアルバム「1ST」のリード曲。あの曲がとても好きだという話をさせてください。
このブログの他の記事を読んでもらえば分かるしそもそもブロタイで気付く人は気付くと思いますが、私は頭おかしくなっちゃうんじゃないかというくらい、嵐のファンでした。
ひとつ前の記事 https://kmkzhtn915.hatenadiary.jp/entry/2021/03/18/042318 に書きましたが、本当に本当に嵐は私のなかで絶対の存在で、神様で、青春でした。
そんな嵐が終わって2021年が来て、しばらくは呆然とすることしか出来ませんでした。
わりと本気で生きる理由が分からなくなったし、楽しいことはなかったし、惰性で過ごすような日々が2ヶ月ほど続きました。
で、そんな時に、なんの偶然だったか忘れましたが、私は「きょもほく」という概念を知ってしまいました。
もう一生忘れないと思う。きょもほくに受けた衝撃。
翔潤?
いや、違うのは分かってるんです。きょもほくと翔潤は違う。同じにしちゃいけない。
でもさぁ~~~~~~夢にも思わんやん「思春期の方向転換で距離ができた元ラブラブ現不仲売りコンビ」が翔潤の他に存在するとか思わんやん~~~~~~なにそれ?は?許せんマジで。
ここで私は危機を感じました。
このままではまずい、と。
このままストについて知り続けたら、絶対に、ハマる、と。
私は嵐の活動休止の少し前から、ジャニオタを辞める決意をしていました。
正確には、2021年以降は、嵐のメンバー個々を追う以上のことをしない、という決意。
もちろん他Gに落ちるなんて絶対あり得ないと思っていたし、実際好きになるところまでいくグループは、今まで嵐以外に現れなかったわけです。
ストもそうでした。
そりゃまあ、積極的に知るようになったのは今年に入ってからですが。
身内にスト担がいるし。
そもそも、2017年頃には「すとーんず」というJr.グループを認識していたし(最近のお気に入り映像はMステあいるびです。嵐担の自分に心底感謝した)。
JAPONICA STYLEのMVだってわりと早い段階で知ったし。なんならサビは今までもずっと歌えたし。
知ってはいた。出会ってはいた。でも好きにならなかった。
理由はひとつ、嵐がいたから。
それなのに嵐がいなくなって早々にストに落ちかかる自分の変わり身の早さに、正直失望しました。
ま、結論から言うと、諦めたんですけどね。
私はどうも、アイドルを推してないと、死ぬようです。
だって、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。
ストに対して「好き」「落ちたくない」をユラユラしていた頃、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。
膨大な量のYouTubeを再生する手が止まらず、毎日2~3時間ほどしか眠らないまま仕事してた時、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。
嵐がいなくなってから、一番、楽しかった。
そして私は抵抗することを諦めました。
推しは推せるときに推せ。
嵐が嫌というほど教えてくれたので、私はストを好きになりました。
ここで冒頭の話に戻ります。
私は「ST」という曲が、めちゃくちゃ好きです。
歌詞が、すごく、好きです。
ストを好きになりたくなかった理由のひとつに、「もう終わりを経験したくない」というのがありました。
嵐ですら、終わったんですから。
SixTONESも、いつかは終わるわけです。それは絶対。今から約束されていること。
だってSixTONESは、生身の人間ですからね。
「ST」を知っている方ならなんとなく察しているかと思います。
そうです。この歌詞です。
『終わりはまだまだ 遥か先の方だ』
こんなんサビの終わりで高らかに歌われてしまったら、ほんの数ヶ月前に「終わってしまった」嵐担、泣きますよ。当たり前のように泣きます。
『終わらない』って歌うんじゃないんですよ。
『終わりはまだまだ 遥か先の方だ』って歌うんですよ。
SixTONESを知って意外だったことがあります。
それは彼らが、賢いアイドルであるということ。
なんとなくのパブイメでヤンチャなグループだと思っていたので、彼らが謙虚で、上手く行くことに慣れてなくて、自分たちが「ジャニーズのアイドルである」ことに自覚的であることが、とても意外でした。
そんなSixTONESだから、自分たちがいまいる場所についても、きちんと理解しているのだろうなと思います。
アイドルには終わりがあることも、たぶんちゃんと分かっている。
分かった上で、6人で旅をしている。今がある。
だからこの曲をいただいたのかなと、勝手に思っています。
SixTONESだから歌える曲、なのかな。
『完璧だなんて間違ったって思うな』
『弱さのない世界は 強さとは無縁だ』
SixTONESがいろんな経験をしてきたことを知りました。
弱さも持っているSixTONESが好きです。
弱さを知っているから強いSixTONESが好きです。
遥か先の終わりまでついていけるか分からないけれど。
終わりが本当に『遥か先』にあるのかも分からないけれど。
嵐がくれたたくさんの幸せに慣れた私は、きっとストにもたくさんの幸せを要求するだろうけど。
「次に6が付くのは16周年だね」と、当たり前のように「6」にこだわって未来を見ているストが眩しくて、たまにどうしようもなく泣いてしまうけど。
「5」にこだわり続けた人たちのことを忘れられないし、きっと比べてしまうけど。
ストなら、私にもう一度、てっぺんを見せてくれるような気がして、今はただワクワクしています。
嵐が見せてくれた、永い永い夢のような、てっぺんからの景色。
嵐は最後までそこをてっぺんだとは思っていなかったようだけれど、今、SixTONESを好きになって、やはりあそこはとてつもなく遠く、高く、美しいてっぺんだったのだと思い返しています。
ストは、きっと見せてくれる。
私はもう一度、てっぺんに立つアイドルのファンになりたいです。
SixTONES、好きになれて良かったです。
遅刻したけど、結成6周年、おめでとう!
これは完全に余談で、言霊というか、書き記しておきたいだけなのですが。
私の中には「トップアイドル」の定義が明確にあります。
国立霞ヶ丘競技場での単独公演開催です。
おもくそ嵐贔屓が出ちゃってる定義ですが、私にとってはこれです。
そもそもあそこは音楽イベントをやるようには作られていないので、国内のアーティストがみんな国立公演を望むかっていったら違うだろうし、ストがそれを夢見てるかも分からない……というか、考えてないんじゃないかなとなんとなく思ってはいるのですが。
でも、私にとって、てっぺんの景色はアレです。
10年以上嵐のことが好きでしたが、国立に入ったことはありません。
いつか、もし、嵐が帰ってきたら……と思わなくもないけど、それよりも先に、あの場所に立つアーティストは現れるんじゃないかな。
SixTONESはドームには立つと思います。これはほぼ確信。
今はドーム規模だとお客さん入れてないから、いつの未来になるかは分からないけど。
でも、いつか、もしも、ストがそれを望んで、あの野外のばかでかいステージに立ったら。
そこに、揺れるペンライトの海があったら。
なんて、そんな妄想をしたり。