きっと笑うぜ最後には

どこかのドルオタが感情を吐露している

嵐のコンサートを紹介する文

注:いつ書いたかも思い出せない雑文です。先日の関ジャムがとても良かったので掘り起こしてきました。

もったいない精神で置いておきます。

 

 

 

 

嵐のオタクが独断と偏見で選ぶ、全人類に見てほしいコンサート演出~~~!!!!!どんどんぱふぱふ!!!!!

 

 


アイドルしてる部門

 

☆Love situation/Time -コトバノチカラ-

アラフェスのアルバム部門で一年目に3位、二年目に1位を獲得した、嵐ファンなら知らない人はいない超絶王道アイドルソング。通称「らぶしちゅ」。
踊ってなんぼの20代半ばの嵐がとにかくしゃかりきに踊る、踊る、踊る!振り付けがキュートであることと、歌詞が嵐のラブソングには珍しい全編ハッピー展開であること、天下の松本潤にささやかれたいこと、それから衣装がピンクであること(個人的最重要ポイント)(可愛い)(らぶしちゅといえばピンクT)が人気の理由だと思われます。
ムビステ(ムービングステージ/松本考案の動くスケルトンステージ)の真骨頂です。余談ですがこの頃はまだムビステがめちゃくちゃ揺れる。

https://youtu.be/xIiiGJNlnaI

31:04~(映像は紹介した公演の5年後のもの)

SUMMER TOUR 2007 FINAL Time-コトバノチカラ- [DVD]

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  • アーティスト:
  • 発売日: 2008/04/16
  • メディア: DVD
 

 

 

☆Sugar/「untitled」

アルバム発売時オタク界隈でざわめいたSugar様。曲が出た当初からファン人気が高く(私調べ)、コンサートの期待値が爆上がりしていましたが嵐の皆さんはきちんと期待に応えてくれました。
とにかく曲が良い。ファルセットも低音も決め台詞もなんでも聴けちゃうお徳用アイドルソングで、ファンが思わず歓声を上げてしまう、通称“キャーポイント”がふんだんに含まれています。
らぶしちゅとは違った大人の嵐が歌う、色気たっぷりのアイドルソングです。So gimme one more kiss……

https://youtu.be/J0F0e8jd5xk
1:04:24~

 

 


かっこいい部門

 

☆Dance in the dark~モノクロ~P・A・R・A・D・O・X/“LOVE”

松本ソロ『Dance in the dark』から『モノクロ』を経て『P・A・R・A・D・O・X』へと繋がる途切れないダンスブロックです。一曲目がソロですがソロから5人曲への繋ぎがマジありえん天才なので是非ソロから見てください。
いやだって、えっちすぎるやろ???
とにかく曲と曲の繋ぎがスムーズすぎて怖いです。個人的にはこのモノクロブロック(と私は呼んでいる)をやって以降、嵐のコンサートの構成力がめきめき上がっていったように思います。
金と黒のスタイリッシュな衣装(特にニノの透けた腕と翔さんのフード)がただでさえ最高なのに、椅子がえっちすぎて椅子がえっちです。世界で一番椅子をえっちに使うグループ、嵐。

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  • 発売日: 2014/07/30
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☆Re(mark)able/ARASHI AROUND ASIA 2008

王者。
嵐はこのコンサートで、初めて国立霞ヶ丘競技場という日本一大きな箱で、単独公演を成し遂げました。これはSMAP、ドリカムに続き3組目の快挙でした。
そんな公演から始まったアジアツアーのために書き下ろされたのがこの『Re(mark)able』という曲。
この曲は、国立競技場の聖火台に灯をともして、その前で歌うことに価値がある曲だと思っています。
余計なことは言いません。この年、名実ともに日本のトップアイドルになった嵐の、王者としてのパフォーマンスを見てください。

ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO [DVD]

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  • アーティスト:
  • 発売日: 2009/03/25
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かわいい部門

 

☆旅は続くよ~ナイスな心意気~Lucky Man/Popcorn

とにかくすべてのステータスをかわいいに振り切ったアラサー軍団(当時)嵐。アルバムの初回限定盤ジャケットに使われているポップコーンの被り物を着けて出てきてくれるブロックです。
可愛い。本当に可愛い。ステータスが可愛い全振りなのでメンバーの可愛い挙動が止まらない。とくに終始ノリノリな潤くんは必見。気球に乗ってても可愛い。サインボール投げてても可愛い。ステージに降りてファンサしてても可愛い。ポップコーンマンをひたすら名乗り続ける嵐はここでしか見られないぞ!(ポップコーンマンって何)
余談ですが私はこれで初めて成人男性に対して「可愛い」という感情を抱くことを覚えました。

ARASHI LIVE TOUR Popcorn(通常盤) [DVD]

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  • 発売日: 2013/04/24
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Summer Splash!/“Scene” 君と僕の見ている風景(スタジアムver.)

衣装がめちゃくちゃ可愛い。『僕の見ている風景』特有のパッチワーク風メンバーカラー衣装がとにかく可愛い。
特にこの『Summer Splash!』は後に嵐の夏コン定番曲となるんですが、このツアーでは「定番の夏曲」ではなく「アルバム内の新曲のひとつ」として披露されているため、後のコンサートより遥かに5人でぎゅっと固まって「パフォーマンス」感を出しています。つまりお手振りだけじゃない。わちゃわちゃもちゃもちゃした嵐が最高に可愛くて罪深いのがSummer Splash!という曲。
ちなみに風景ツアーにはドームver.も存在しており、ドームでのサマスプはアンコールで披露されます。アンコール特有の吹っ切れたわちゃわちゃもまた可愛いので併せてどうぞ。

 

 


切ない部門

 

☆Still…/アラフェス(2012年ver.)

アラフェスで二年連続カップリング部門1位を獲得した、ファン人気が最も高いと言っても過言ではない曲。この曲による5人のパフォーマンスがテレビで披露されたことがないため、オタクにとってコンサートパフォーマンスがとても大切な曲です。
コンサートでは何度か披露されていますが、今回紹介する公演の花道には動く歩道が設置されていて、Still…歌唱中、5人が歩道の動きに抗って歩き、結果としてその場に留まる演出がされます。
歩いているのに前に進まない。前に進まないのに歩いている。別れを惜しみながらも自らが前に進んでいくための曲であるStill…に、この「進まないのに進んでいる」という演出が最高にピッタリで胸が締め付けられます。ラップ部分の歩道の使い方も必見。

https://youtu.be/xIiiGJNlnaI

51:42~

ARASHI アラフェス(通常仕様) [DVD]

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  • 発売日: 2012/12/26
  • メディア: DVD
 

 

 

☆リフレイン/Popcorn

ツアー『Popcorn』の最大の見せ場であろう場面にふたつ前のアルバムの曲を持ってくるセンスも好きなのですが、問題はそこではなく、ウォータースクリーンと傘の演出。当時の最新技術を利用して「水の壁に絵を投射する」ことで光や影を操り、同時に『リフレイン』の悲しみや別れの痛みを雨として表現しているのには正直唸らざるを得ません。
舞台装置としての水と、演出としての雨を両立させながら、5人が真っ赤な傘を差して踊るところに、嵐が成熟した大人になったことを感じます。ちなみにポップコーンマンと同じコンサートです。温度差で風邪引くわ。

 


ヤバい演出部門

 

☆Japonesque/Japonism

周年記念SSR
聞いて驚け、後ろの桜は映像ではない。マジでそこに“ある”。しかもこの衣装、ひとりひとりこだわられて作られている超ゴージャスな着物なのに、わずか一曲で脱ぐ。
金色の扇子に真っ赤な和傘。日本人のDNAに訴えかけるような怒濤の演出に息をすることすら忘れます。トップアイドルに札束で殴られたいですか?私は殴られたいです。
衣装やステージもさることながら、この曲の振り付けや5人の表情もめちゃくちゃに良い。作画コストがヤバそうですが、なんとこの5人は実在します。信じられませんね。

ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism(通常プレス仕様) [DVD]

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  • 発売日: 2016/08/24
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☆フィジカルインターフェース(Hope in the darkness)/THE DIGITAILIAN

筆者が一番リピートしているブロック。何度見ても飽きないのでこれからも飽きないと思います。
ここで使われているのは、“筋電”という、筋肉の動きを外部の電気信号に変換し音を出したりペンライト(なおこの年はペン型ではなくうちわ型)を制御したりするシステムです。最初に見たときは意味が分からなさすぎて“5人が音に合わせて動いている”んだと思いました。本気で思いました。違いました。マジで5人が鳴らしています。凄すぎる。意味が分からない。
デジタリアンツアーでは初めて嵐のコンサートに制御型ペンライト(通称フリフラ)が導入されましたが、フリフラの一番の強みは“暗闇を作り出せる”ことです。“暗闇”の力を、このブロックで存分に味わってください。

 

 

 


とにかく良曲部門

 

☆素晴らしき世界/ARASHI AROUND ASIA 2008

まずはサブスクなどで曲を聴いてください。アルバム『One』に入っています。音源を聴いてから、AAA国立の素晴らしきを見てください。
この演出の最も特別なところは、サビ以外の歌割りがユニゾンやハモからソロに変わっているところです。音源も良いのですが、音源収録から数年が経ち、国立競技場という場所でこの曲を優しく優しく歌い上げる5人の表情に、こみ上げるものがあります。
まさに5人がいる場所こそが「素晴らしき世界」である、そう感じられる一曲です。

 

☆Miles away/Are You Happy?

我らがリーダー、メインボーカル大野智が、誰よりも嵐の歌声を愛していることを感じられる一曲。
この曲はアルバムに収録されている各メンバーディレクション曲のひとつで、ディレクターは智くんです。嵐の曲は普段、5人がそれぞれ一曲まるごとレコーディングしてから歌割りが決められるのですが、この曲はレコーディング前に智くんが歌割りを決めました。
あゆはぴ以前の曲を聴くと分かるのですが、この曲の歌割りはかなり珍しい構成になっています。レコード会社から「本当にこの歌割りで大丈夫なんですか?」と心配されたほどだったようですが、大野Dはこの曲を見事に成立させました。嵐の歌のポテンシャルを証明してみせたのです。
リフトの上で歌い上げる5人の表情と、幻想的な演出、それから包み込むような“重なるフレーズ”によって、たちまち嵐の世界に呑み込まれます。

 

 


楽しい部門

 

五里霧中/Beautiful World

この曲の一番最初のフレーズと一番最後のフレーズは、「本日ハ晴天ナリ」です。もう一度言いますが、「本日ハ晴天ナリ」です。

土砂降り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

そんなに降ることあります?ってくらい、容赦のない多量の雨、というかもはや嵐(気象現象)が、アンコール中の嵐(アイドル)を襲いました。
しかし、嵐(アイドル)の屋外コンサートに嵐(気象現象)はつきもの。わりとよくあることです。メンバーもファンもアンコールまで来て盛り下がる訳もなく、むしろテンションが限界突破して大変なことになります。具体的にいうと雨で全体が水溜まりと化した花道で、メンバーがものすごい勢いのスライディングを始めます。
目も開けていられないほどの雨のなか、「本日ハ晴天ナリ」と叫ぶめちゃくちゃな状況こそが、嵐(いろんな意味で)のコンサートです。

ARASHI LIVE TOUR Beautiful World(通常盤)

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  • アーティスト:
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: DVD
 

 


☆FUNKY/“LOVE”

この曲にはファン用の振り付けが存在します。C&Rとかのレベルではなく、一曲まるごと、振り付けがあります。覚えましょう。
ちなみにこの曲が収録され、披露されたアルバム及びツアーの『LOVE』にちなみ、ダンスに名前が付いています。その名も、「“L(レッツ)O(おどろう)V(ヴぉくらと)E(エンジョイ)”FUNKYダンス」。ヴぉくらと一緒に踊って、一体になろう!という曲なわけです。
実際に現場、もしくはDVDプレイヤーの前で踊るとめちゃくちゃ楽しいです。エンジョイできます。みんなもヴぉくらとエンジョイしようぜ!

 


劇薬部門

 

☆バズりNIGHT/「untitled」

企画途中で怪しい葉っぱ炊いたか???
ジャニーズの伝統「トンチキソング」を、デビュー18年のお兄様方もしっかり継承しています。正気ではないです。企画当初はかなり正気な曲(歌っているのが年上3人なので「大人の色気路線」など)の案もあったらしいですが、結果としてかなり頭がおかしい仕上がりになりました。意味不明。人類に理解できる曲じゃない。
歌詞がただでさえ意味不明なのに、演出は歌詞にかすりもせずさらに意味不明。意味不明ですが、ファン人気はめちゃくちゃ高いしなぜかメンバーもめちゃくちゃお気に入りのようです(参考:ARASHIかるたでの登場率)。理解したら負けです。我々も黙って妖精さんになりましょう。
ちなみにこれも現在無料で見ることができてしまいます。

https://youtu.be/J0F0e8jd5xk
36:06~

 

☆UB/「untitled」

にのあいは宇宙

https://youtu.be/J0F0e8jd5xk
19:56~

 


おまけ 必修

☆Oh Yeah!/various concert

必 修 科 目 。
嵐のコンサートを見るなら絶対に知っておくべき曲。ポップで明るい曲調なのですぐに馴染めると思います(歌詞が明るいとは言ってない)。とにかく披露されている回数が多く、近年のコンサートではこの曲が入ってない公演の方が少ないかも?
踊っているバージョンが見たければ『Time』ですが、C&Rが分かりやすいのはそれ以降の公演です。お好きな映像を手に取っていただければだいたい入ってると思うので是非。

https://youtu.be/xIiiGJNlnaI

1:57:40~


ソロ部門

 

相葉ソロ
☆「じゃなくて」/ARASHI BLAST in Miyagi

リアコがすぎる。とにかくリアコがすぎる。これを見て恋に落ちないわけがない。
意中の女性にうまく想いが届かないもどかしさをポップに歌った曲なのですが、水色のシャツにジーパンというシンプルな出で立ちは彼の抜群のスタイルを際立たせ、さらにそんな彼が手に持っているのは真っ赤な薔薇の花束。しかも会場は屋外。晴天。爽やかすぎて直視できません。光の象徴にでもなるつもりでしょうか?
椅子を使った軽やかな振り付けも組み込まれており、相変わらず椅子の使い方が天才だな、と思わざるを得ません。良い子はあの椅子の使い方は真似しないでね!

ARASHI BLAST in Miyagi(通常仕様) [Blu-ray]

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  • 発売日: 2016/01/01
  • メディア: Blu-ray
 

 

 

松本ソロ
☆Baby blue/Are You Happy?

何を選ぶか迷ったのですが、先ほど「格好いい部門」でひとつ潤くんのソロを挙げてしまったので、敢えて明るく楽しいソロを選んでみました。
この曲中、ステージのモニターに流れる写真は全て潤くんのプライベート写真です。こんなにも多くの人と関わりを持ちながら、皆が一様に写真を使うことに難色を示さなかった、というのですから、彼がどれだけ周りを愛し、周りに愛されながら生きているか分かるでしょう。
音源化されている潤くんの曲では飛び抜けて“あたたかい”曲です。これ以上に彼の人柄が伝わってくる曲はない、とすら思います。この曲を笑顔で歌い上げる潤くんを見られて本当に良かった。彼が持つ「幸せ」を分けてもらえる気がする、そんな曲です。

 

二宮ソロ
☆MUSIC/Japonism

ザ・アイドル。アイドルと書いて二宮和也と読み、二宮和也と書いてニノと読む。
ニノがゲーム好き、だということは有名な話ですが、なんとこのコンサートで彼は自分のソロでゲームに挑戦しています。それもタップダンスで。アイドル二宮和也だから為せる技です。
曲が始まる前の盛り上げ方も、曲が終わったあとのオチも完璧。声を出すのは歌唱中だけで、曲の前と後では一切声を出していないのにも関わらず「ニノが何を言いたいか」が明確に分かる。簡単なようで実はとても難しいことです。さすがは我らの看板俳優。現代のチャップリンはお前だ!!!!!

 

大野ソロ
☆Hit the floor/“LOVE”

(関係各位:とぷしを紹介する語彙力は私にはないです)
みなさん見てください。これが、嵐の、リーダーです。
一部では「床ドン」などというあだ名で呼ばれているこの曲は、分かりやすく彼の本気を感じることができる曲。
重力を無視したかのような振り付け。ぐにゃぐにゃ曲がる関節。流れるような動き。ぶれない体幹。そして、これだけ踊っても全く音源から聞き劣りすることのない透き通った歌声。彼がどれほどの力の持ち主か、分かっていただけると思います。
彼のソロではいつも、ドーム中の5万5千人が静まり返ります。彼の「魅せる」能力と、それに対するたゆまぬ努力を、知れたことを私は誇りに思います。

 

櫻井ソロ
☆T.A.B.O.O/“Scene” 君と僕の見ている風景(スタジアムver.)

この世の全ての男性アイドルオタクに問いたい。これ、自担にパフォーマンスしてほしくないですか?
してほしいですよね?そうですよね?実はこれ、自担の持ち曲~!やったぜ!(マウント)
「禁忌」という名前のついた曲で真っ赤なアメリカンポリス衣装に身を包んだアイドルがガシガシ踊る、その画が嫌いなオタクがいるだろうか、いやいない。
とにかく全てが最高です。オタクとしてこの世に生を受けたことを感謝するレベルで最高です。こんなにバッチバチにR指定したくなるような曲を、パブリックイメージをぶっ壊すかのように2010年の櫻井翔が歌っていることが素晴らしい。語彙が出ません。

 

 

 

 

嵐のコンサートは極上のエンタメだと思っています。

損はさせない!騙されたと思って一枚買ってみてね。