きっと笑うぜ最後には

どこかのドルオタが感情を吐露している

【嵐オタクの】顔の良さは私を救う【自伝

先日、ジャニオタ初心者な友人と顔のいい人達について語っている際、こんなことを言われました。

 

「君が櫻井担になるまでを書くべきだよ」

 

なるほど、私はかれこれ人生の半分ほどを櫻井翔、そして嵐に捧げていますが、振り返ることはあまりなかったかもしれない。

これは面白そうだ……。

 

ということで、これはとある1999年生まれの大学生嵐オタクが自分の半生を振り返る自伝です。

文中、5人の呼び方がコロコロ変わるのは出来る限り当時の呼び方に寄せているからです。

あと語彙はないのに冗長的ですがこれは仕様です。

 

某友人に捧ぎます。

 

 

 

~2008(ファン以前)

思えば、私は生まれたときから面食いでした。

人生で初めてハマったドラマ、「ウォーターボーイズ」。当時3歳。

どこもかしこもイケメンだらけ、「花ざかりの君たちへ」。当時8歳。

スポーツっていいよね……、「ROOKIES」。当時8歳。

録画の再生法が分からず、ひとりギャン泣きしたドラマ、「メイちゃんの執事」。当時9歳。

 

イケメンいっぱい、わたし満足。

 

どうも私は遺伝子レベルで顔が良い男性に弱いようです。

ちなみに、顔の良い男性が大勢出ているモノを探し求めすぎた結果、私は後年仮面ライダーにドボンします。長くなるので割愛しますけど。

しかしながら、ここまでジャニーズというものには出会わず生きていました。いま考えたらどうして出会わず生きてこられたのか不思議。

とは言っても、親が「魔王」流星の絆」を見ていたので、大野くんと二宮くんの存在はなんとなく知っていました。まさか同じグループのアイドルだとは夢にも思っていませんでしたが。っていうか、アイドルってなに?

 

 

 

2009~(存在の認識期)

2009年4月。

私の運命が変わりました。

 

ザ・クイズショウ 放送開始。

 

無知な私と私の親は、はじめは愚かにもこれを本物のクイズ番組だと思って見始めました。

「いやドラマやないか~い!」

いま考えてもひどい勘違いです。

 

しかし、主演の司会者が私好みの顔だったので視聴決定。

そう、その主演こそが後の自担、櫻井翔でした。

 

毎週毎週、「あ~カッコいいなぁMC KAMIYAMA~」と思いながら見続ける私。

櫻井翔を役柄の神山としてしか認識していませんでしたが、ある日親が私にある映像を見せてくれました。

 

ザ・クイズショウ主題歌、「明日の記憶」。

そのMVでした。

 

私はここで初めて、嵐と出会いました。

しかしこの時はまだ、「あっ、神山役の人が歌ってる……」くらいの認識で。

申し訳ないけど他のメンバーとか眼中になかった。そこらへんほんと申し訳ない。大野くんも二宮くんも髪型が違ったから認識できなかった。今は大好きです。

 

そう、こんなもんだったんです。

初めて嵐に出会った時は、こんなもんだったんです。

 

ところが、ザ・クイズショウ最終回。

 

鼻水と涙でぐちゃぐちゃのまま演技をする櫻井くん(と関ジャニ∞横山くん)。

私はこの演技に衝撃を受けました。

 

「アイドルって……鼻水垂らすんだ……」

 

そこかよ、と思いますが、そこです。

小学4年生だった私に刺さったのは、まさかのそこです。

 

えっ、だって神山役の櫻井くんってアイドルじゃないの!?こんなきれいな顔をこんな汚い状態でテレビに映すの!?すごい……体当たりだ……。

 

あまりにも体当たりな演技に衝撃を受けた私は、ここで初めて、櫻井翔という人間そのものに興味を持ったのでした。

 

ちなみにこのドラマ、

学ランの櫻井くんとか

 

軟禁される櫻井くんとか

 

ムカつく司会者の櫻井くんとかが出てくる。

 

このドラマのせいで性癖歪みました。

 

 

 

2010~(夢女子期)

そんなこんなで櫻井翔、そして嵐を調べだした私は、いよいよ嵐ファンとなりました。

この年の誕生日プレゼントは最新アルバム、「僕の見ている風景」。

新聞に出た嵐の広告はすべて切り抜いてスクラップ(当時朝日新聞はよく嵐とコラボしていました)。

VS嵐」「ひみつの嵐ちゃん」そして新番組「嵐にしやがれ」を嬉々として見る毎日。

 

ファンになって気づきましたが、嵐はなんだかんだで結構露出していたんですね。

前述のリーダーとニノがドラマに出ていたのはもちろん、相葉ちゃんは動物と戯れてるし、松潤は華やかでドS、というイメージが確かに私の中にありました。誰だ松潤はドSとか言ったの。潤くんは本当は笑顔の可愛い天使なんだぞ!

初めてベストアルバム「All the BEST!」を聴いたとき、いくつか知ってる曲が入っていてびっくりした記憶があります。

 

そんな中、私の中にある癖が生まれました。

それは「翔くんと付き合う妄想をする」というもの。

 

夢女子爆誕です。

 

いま考えてもちょっとあまりにもひどい妄想を嬉々として自由帳に書いていました。当時11歳。11歳にして29歳の櫻井翔と付き合う妄想してた。正直妄想のなかで私は大人になってた。あと無駄に作文が得意だったのも悪かった。11歳にしてはわりといい出来の作品だった。捨てたけど。

 

おそらくですが、これが初恋でした。

こんなにもひとつのものに熱中することは初めてで、毎日毎日嵐のこと、翔くんのことを考える日々。

未だに彼氏いない歴=年齢な悲しい18歳なのは、恐らく櫻井翔が心を盗んでいったからです。おのれ櫻井翔……愛してる……。

 

この時期、私にとって大きな出会いがありました。

それはとあるファンブログを書いている方で、小さい子どもである私が憧れる、完成された「大人のファン」な管理人さんでした。

 

私は彼女に心酔しました。

小学生の頭じゃ到底考えられないようなアルバムやコンサートの考察、バラエティの観察眼、豊富な語彙と巧みな話術、そして溢れるほどの、翔くん、そして嵐への愛。

毎日毎日、私はそのブログへ通いました。

そして、私は彼女のファン観に、どんどん染められてしまいました。

影響されやすい小学生が、まだ自分のファン観も未熟な小学生が、経験豊富な大人のファン観に染められてしまうのは当然のことだったかもしれません。

私が見ている翔くんと、管理人さんが見ている翔くんは違いました。管理人さんはもう社会人で、その時点で長いこと嵐のファンをやっていたようでしたから、ファンになりたてほやほやの夢見がちな小学生と違うのは当たり前です。

管理人さんに心酔していた私はそのギャップが怖くて、そしてどんどん管理人さんの考えに染められていく私が怖くて、ある日からパッタリと、そのブログには行かなくなりました。

今でもそのブログは残っていますが、いまだにアクセスするのに勇気が必要です。それくらい、私の中で大きな存在だったんですね。

それでも、行けるようになっただけ、私も年を取りました。

 

そして、そのブログから離れる少し前に、私は中学生になります。

 

 

 

2012~(二次元オタク期)

中学に入ってしばらくすると、友人にいろんな沼に突き落とされました。

ボーカロイド、カゲロウプロジェクト、声優、うたの☆プリンスさまっ♪、などなど……。

典型的すぎる、思春期にハマりやすい沼にハマった二次元オタクと化します。

アニメイトで推しのクリアファイルに暴れたり、友人宅で声優のライブDVDを見て暴れたりする中学時代、当然のように、嵐への興味は薄れていきました。

連続ドラマを見なくなりました。

バラエティを逐一チェックしなくなりました。

ラジオを聴かなくなりました。

自担のことを「櫻井さん」と呼んでいることを塾の先生に言ったら、「距離感遠くない?」と言われました。うん、遠かった。

この時期唯一していたことは、アルバムの購入とコンサートツアーへの応募だけでした。

 

……そして当たってしまいました、コンサート。

2013年の「LOVE」ツアーです。

 

すごく楽しかったのだとは思います。

だけど当時の私は、自分史上最高に嵐に興味を失っていました。

だから、あまり覚えていないんです。すごく後悔しています。後悔しかない。いまの私と代われよ。

 

まぁFUNKYは未だに踊れますけどね。

 

コンサートに行っても嵐への熱は高まらないまま、進撃の巨人仮面ライダーなどの沼を増やし続ける私は、15周年の特番にちょろっと沸いたくらいであとは何事もなく高校生になりました。

 

 

 

 

2015~2017(オタクできない期~嵐は神様期)

高校に進学すると自然と二次元オタクの私は鳴りを潜め、部活一本女に進化しました。

いや、違う。

年間の休みが死ぬほど少ない超ブラック部活に入部した(後悔はしていない)私は、オタクしていられる余裕がなくなったのです。

たま~に気が向いたらしやがれを見て、それまで通りアルバム買ってコンサートに応募して、あとはずっと部活。来る日も来る日も部活。エンドレス部活。これはしんどい。楽しかったけど。しんどかった。楽しかったけど。

 

そんな中、私は3年ぶりにコンサートに入ることになりました。

2016年、「Are You Happy?」ツアーです。ちなみにこの日も部活はあった。

 

結論から言います。

 

開始5秒で泣きました。

 

その時期、とにかく様々なプレッシャーやストレスで心が死んでいた私に、「Are You Happy?」という問いはあまりにもクリティカルヒットでした。

冒頭の映像と長めのイントロで焦らされて焦らされて、いざ、5人が出てきた瞬間。

 

「あ゛ら゛し゛(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)」

 

なんかもうわけわからないけど涙が止まりませんでした。

その瞬間、私は思いました。

「やっぱり嵐が好きだ」と。

私、ファン本格復帰の瞬間です。

 

当然、コンサート後も部活は続いていきますが、私はなんとかして嵐への熱い想いを保ち続けました。あいるび最高。つなぐ最高。嵐どちゃ好き。

 

この頃には私にとって嵐は神様と化していました。

つらいつらいあの時期に私を救い上げてくれた5人。やっぱり私にはこの5人しかいない。

あまりにも熱い想いが私を突き動かしてくれていましたが、しかしそれでもブラック部活はブラックのまま。

テレビも映画も見ないしアルバム買うだけ、の日々は続きました。

 

 

 

2017~現在(尊みありあまり期)

ブラック部活を引退しました。

VSやしやがれを見る時間が生まれました。今まではたまに見ても忙しさで心が死んでいたせいかあまり面白いと感じていなかったのだけど、普通に面白いじゃん嵐……。

しかもこの2番組、数字も良いと聞いて驚いた。マジか。ちょっと私が忙しさにかまけてる間にもちゃんとやることやってるじゃん嵐……。

自担のドラマは……受験生にはしんどい内容だったので見てないですけど。

 

さらに、アルバム『「untitled」』が発売されました。

衝撃を受けました。

 

「いつの間にかめちゃめちゃ歌上手くなってるジャン……」

 

 これは本当に衝撃だった。今までどんだけ嵐の曲流して聴いてたんだよ、こんなに上達してるなんて聞いてねぇよ。Sugarとか全人類に聴いてほしい。私は初聴で混乱しすぎて一回止めた。

 

このあたりから私は、嵐のパフォーマンス力に目を付けだしました。こらこら受験生。

ここまで8年くらいファンやってますが、こんなにもアイドル、コンテンツとしての嵐について考えたのは初めてでした。こらこら受験生。

 

なんとか受験を乗り越え(雑)、私は中学ぶりに連続ドラマに挑戦します。

99.9-刑事専門弁護士- Season2です。

 

「じゅ、じゅんきゅん……💜💜💜💜💜」

 

圧倒的大天使。国は今すぐ深山大翔を保護せよ。

そして舞い込むニノちゃんドラマの一報。まさかの医者、まさかのダークヒーロー。

 

「んびぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ💛💛💛💛💛」

 

理性が飛んだ。さすが世界のニノミヤ。

さらに10月クールで相葉さんもドラマが決定。

 

「結婚しよ💚💚💚💚💚」

 

これは間違いなく結婚じゃん(?)。

 

 

 

こんなテンションで毎日楽しくジャニオタしてます。

 

 

 

ここまで来るのに、途中、嵐への興味が薄れることは確かにありました。

だけど一度も、ファンを降りたことはありません。

好きなものが増えて、いつか嵐ファンを辞めるかもしれないと考えたことはあります。でも今降りようと思ったことは、ない。

それは彼らがいつの時代もキラキラ輝いて、私をときめかせてくれる存在だからです。

 

正直、嵐を応援していて、全ての思い出が嬉しい、楽しい、幸せ!だったわけではありません。

私はどちらかというと熱愛報道とかモロにダメージくらうタイプですし、ファン同士いがみ合っているのも何度も見てきました。「untitled」発売時のソロ騒動なんか、ちょっとしたトラウマです。そんなもんです。

だけど。

私は彼らから今まで、抱えきれないほどの幸せをもらいました。

私は、彼らから幸せをもらう喜びを知ってしまいました。

こんな喜び他にないから、だから私は、マイナスをいちいち気にするのをやめました。

 熱愛報道とか不仲説とかいろいろ出るけど、そんなものに気をとられて彼らから幸せをもらえなくなるのが嫌です。

明日も当たり前に嵐があるかなんて分からない。だから私は今日、目一杯5人に幸せにしてもらうんだ、そんな心意気でファンをやっています。

 

あと単純に自担の顔が良いです。

宇宙一顔が良いです。

だからファンやってます。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

とくに面白みのないいちオタクの自伝、書いててなんだか虚しかったです。こんなこと書いてる暇あるならレポート書けよ……。

 

みんな、これからも楽しくオタクしような!